着物の材質と言えば、絹・綿・麻・化繊・毛といったところだと思いますが、その中でも、絹が一番華やかな仕上がりだと言うのは、皆様認めていただけるように思います。
絹、と言えば「蚕」ですが、この蚕にも種類があって糸質が変わります。例えば、春子(ハルゴ)と夏子(ナツゴ)と秋子は育てる季節の違いによる糸質の変化ですし、天蚕糸とか野蚕糸といえば、育った環境による違い(食料となる植物も影響しますよね)、黄金繭なんてのもこの内に入るのだと思います。また、ムガシルクなどは、はっきり言って、糸質から違いますよね。
で、同じ蚕の中に、早めに繭を作ってしまうあわて者がいることをご存知ですか?
これを、「三眠蚕」と言います。一般的な蚕は、言ってみれば四眠蚕らしいのですが、「三眠蚕」の蚕から取れる糸は、凄く細いのだとか。ですので、反物に仕立てますと、しなやかな物に仕上がります。本当に、トロリとした手触りで、身体に綺麗にまとわります。
当然、使う蚕の数も通常のものより多くなりますので、お値段も張りますが、一度手に取ると、その感触の良さに惚れぼれいたします。
私は、頑張って、これを色無地に仕立ててもらいました。本日、呉服屋さんに取りに行く予定です。
色無地って、その気になると、結構着回しの利くアイテムなので、その辺りの話はまた次回で・・・
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